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今年度の研究会は藤枝晃雄先生の執筆活動が多忙のため、休会いたします。

(再開につきましてはホームページ上にてお知らせいたします)

 

「危機の美術批評をめぐって」  藤枝晃雄 インタビュー

 

“芸術の意味とは、意味ではない”とは、画家ラインハートの警句の一つで、なかなか含蓄のある言葉です。
 驚くべきことに、美術史家や美術批評家はもちろん芸術家と称する人たちのなかで最も疎んじられてきたのは、《美術を見る》ということでした。ここ数十年間の美術状況に関していえば、ベンヤミン、デリダ、ドゥルーズ・・・・から作品を見るといった思想ならぬ美術の大衆路線が形成されてきました。今からでも遅くはない、この路線から身をそらすことが必要です。
 今回、5回にわたる講義は19世紀以後を中心にムンクだのシーレだのシュルレアリスムだの《見ることの容易なもの》ではない諸作品を取り上げ初歩的な段階から漸次合同討議します。
 ここからのみ何らかの意味がわずかでも作りだせれば意義あるものと考えます。そして、見ること、それはまた図像学者たちがいう絵を読むということとは相異なる本当に絵を読むことになるのです。


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